備前焼 鳴瀧窯 日々の記録

備前焼鳴瀧窯narutakiの暮らしと日常です

忘れもの

先日、ちらっと紹介したこちらのトラ子。

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こちら、全体図はこんな感じで手持ちの急須になってます。小ぶりでもち易いサイズ。

サイドの持ち手が指にフィットし、継ぎ心地(?)も良いです。

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焼けも良く、使用上何の問題も無いのですがただひとつ忘れた事があったみたいです。

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それは、底の処理忘れ。ろくろから切り離したそのままの状態で焼成してしまった様。

もちろんサインも入っていません。底はフラットにはなっているので一見分かりませんが

これでは展示室に置くことが出来ません。

本人も「上にのってるトラ作りに気をとられて忘れたのかも・・」と凡ミスに苦笑。

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本来の底は、この様にきれいな表面にしサインをいれ完成となります。

こちらの急須、一点ものなのですが・・。 良く出来ているだけに勿体無い限りです。

変わって嬉しい話題をひとつ。

今月の四季の味 4月号(現在発売中)に安藤の器を掲載して頂いております。

雑誌に載り、料理が盛られているのを見ると大変感慨深いものがあります

私なんぞ嬉しさのあまり、頁を見た途端涙でした。

個人的にも大好きな雑誌だとの事で本人も身が引き締まる思いの様です。

掲載していただいている向付は、安藤の思い入れの強い器のひとつです。

是非、書店等で一読していただければと思います。

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今回の掲載に関して大変お世話になりました漆宝堂様 また四季の味編集部様、

心より御礼申し上げます。