備前焼 鳴瀧窯 日々の記録

備前焼鳴瀧窯narutakiの暮らしと日常です

立体物って・・・

国を挙げて普及に取り組んでいる3Dプリンター。

(以下日経新聞Webより)

政府、先端開発に援助 3Dプリンターなど

政府は低迷する国内製造業の復活に向けて、先端的な分野での企業の研究開発を資金支援する方針だ。

対象となるのは、金型なしで立体的な部品をつくれる「3Dプリンター」や、

効率的な電力制御に欠かせない「パワー半導体」の分野。

それぞれの分野に2014年度から5年間で100億円程度の予算を配分することを検討している。

平面に書いたデザイン画がこの3Dプリンターにより

立体物として作成できると言う何ともミラクルな機械。

何を隠そう、オットもデザイナーさんと過去2度コラボして器を作りましたが

2回ともその過程で3Dプリンターにお世話になりました。

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器の完成図を描いたものをサンプルとして立体にして提示して頂いたり

右が3Dプリンターによるもの、もうこれだけで器として成立しますよね?

われら陶芸家や作家さん、ものづくりに関わる方々戦々恐々としている方も

ずいぶんいらっしゃるのではないでしょうか。

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そしてこちらは同じく3Dプリンターで

デザイナーさん自らが作ったハンコ、出来あがった器に押す為です。

何でもこういったものを作れるカフェがあるとの事で

この基材なども揃っているそうで誰でも利用可との事。

こういった細かい彫りも全く問題無く一日で完成します。

ちなみにこちらはこの様な感じで茶器セットに使用されました。

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その昔、高校で彫塑の授業があり「立体ってめっちゃくちゃ難しい!」と

ひしひしと感じた記憶があります。

あと、立体物をやっている人のデッサンって全く違うんですよね。

平面なんだけれど奥行を感じるデッサンなのです。

しかしこの3Dプリンターはそういう「立を作る難しさ」も飛び越えて

完成してしまうという本当に信じられない存在!

確実にこれからの立体物の定義が変わる予感がします。

だって金型なしで部品が作れるって事は

金型を専門に作っている人はどうするの?って話になってきますし。

私たちものづくりに関わる仕事も新たな転換期を迎えるのではないでしょうか。

とは言えうまくおつきあい出来れば

とっても魅力的なものには違いありません、

うちも鳴瀧窯のハンコを作りたいなとひそかに思っております。

3Dプリンターが使用できるカフェはこちら

FabCafe BLOG

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クリスマスまであとちょっと!

娘にぬいぐるみをプレゼントしようとチクチクと製作・・していましたが

どうにも間に合いそうにないのとsantaが作ってくれたと思われるのも何か嫌なので

2歳の誕生日まで延ばす事に致しました♪

しかしぬいぐるみ作りって体力いるー!