備前焼 鳴瀧窯 日々の記録

備前焼鳴瀧窯narutakiの暮らしと日常です

終わりなきボタ作り

9月に入りましたね、今月下旬には窯焚きをする予定 

それに従い窯詰めもそろそろかかる時期になってきました。

それに伴い必要なのがボタ餅&ワラ作り!!

ボタ餅は何度も紹介している通りこの様に器に「ヌケ」をつくる為に使う

せんべい状のもの、ワラは「ヒダスキ」という景色を作る為のものです。

ブログ 018

このボタ餅作るサイズや量は作家さんによって違うと思いますが

うちの場合は3cm~7cmまでは0.5cm刻み

8cm~14cmまでは1cm刻みで作り使っています。

それぞれを大体50枚~100枚ずつくらい作るのでこれを一人でやると

なっかなか時間がかかるのです、初めての頃と比べると早くはなりましたが。

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3cm/3.5cm/4cm/4.5cm/5cm/5.5cm/6cm/6.5cm/7cm/7.5cm

8cm/9cm/10cm/11cm/12cm/13cm/14cm

・・・ざっと全部で1000枚以上は作るのではないでしょうか

私も深く考えた事は無かったのでこうして書いてみて驚きですが。

一回の窯に入る作品の数が1000点くらいと考えると、まあこれくらいは必要ですよね。

通常他のやきもので「絵付け」にあたる工程が備前焼ではこうした

「仕込み」です、仕上がりを左右する大切な作業。

さ、今日もボタ餅作りに精を出してきます。

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窯の前のサルスベリ。自生したものを広い場所に植えかえました、

枯れかけていてダメかな・・と思っていたのですが

こんなに小さくても花を咲かせていてびっくり、嬉しいです。