備前焼 鳴瀧窯 日々の記録

備前焼鳴瀧窯narutakiの暮らしと日常です

失敗作の行方。

窯詰めも、そろそろ大詰めです。

来月(もうあさってなんですねー早!)半ばくらいからの窯焚きを予定しています。

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天井までびっしりと詰まってます。

一番上の大きな壺はご注文いただいたもの、壺に龍がからまっている状態で

かなり繊細なつくりの為、まずはこれが無事に割れず焼けてくれる事を祈っています。

陶芸家というと、けっこう冗談半分で言われるのが

「焼けた失敗作って、やっぱり投げつけて割ったりするん?こんなものー!とかって」

「やっぱり作務衣着て仕事するんやろ?」

などなど・・やっぱり陶芸家のイメージってこんな感じなんでしょうか(笑)

結論から言うと、どちらも「いいえ」

失敗作はある程度やはりできてしまうものなのですが、食器として使えないもの

例えば、器の中に仕込んだものが焼きついて残ってしまったものなどは

花入れなどにして良く使います。

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そして、どうしても売り物にならないかなりゆがみのあるものは、

細かく金槌で割って普通にゴミとして捨てます。

(陶片として、タイルの様に使うことも)

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イメージと違うものが出来上がったとしても、自分たちで使ったりと

出来るだけ別の使い道を考えるようにしていますよ^^

(その分商品が減ってしまうので、捨てるのは惜しいです!)

そして、作務衣は着ていません。一部着ている方もいるのでしょうが、

意外と動く作業が多い陶芸家(ex・土作り・土練り・薪運び・・・)

普通のジーンズが一番動き易いのだそうです。

寝るときなんか、良さそうなんですけどね^^