備前焼 鳴瀧窯 日々の記録

備前焼鳴瀧窯narutakiの暮らしと日常です

金継ぎの魅力

窯で使用している急須。

焼け色は申し分ないのですが、残念な事にヒビが入り蓋が少しかけていました。

ヒビといっても水もれがひどいわけではなく、使う分には問題ないので

欠けた部分を直して使っています。

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そこで金継ぎの出番です。

ご存知の方も多いと思いますが 金継ぎとは、

割れたり欠けたりした焼きものを漆で接着し、繕った部分を金で

装飾していく修理方法のことです。

欠けた所を、逆にデザインとして目立たせる効果もある粋な方法。

この急須も、欠けて金継ぎした所が何かかわいくて気に入っています。

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金継ぎしたフタ部分と、少しヒビの入った本体

形やデザインはお気に入りなのに、少しだけ欠けてしまった食器は

捨てるのには本当に忍びないもの。

こうして金継ぎをしたおかげで、新たな愛着がわいてきました。

今は、大きなホームセンターなどで 安価な金継ぎセットが販売されていますね、

本格的な金継ぎとなると、時間と料金がかかってしまいますが

家庭で行う分には、手頃なキットで十分だと思います。

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東急ハンズ 金継ぎセット

※画面はお借りしました。

※但し、直接口をつける湯のみのフチ部分など、安価なものでは

 行わない方が良いものがありますので、説明書などを参考にして下さいね!